鍼灸師の地位向上と技術の向上のために


ご挨拶 

会長 大木島さや香

 

 この度、令和3年度通常総会の決議により、前会長堀込雅彦先生の後任として、長野県臨床鍼灸学会会長に就任いたしました。甚だ浅学非才の身ではございますが、選任されましたうえは誠心誠意努めてまいる所存でございます。

 当会は、2007年の発足から、鍼灸師の地位向上と技術向上のため、明日からの治療に活かせる研修を多数開催してまいりました。今後も最新の医学知識を学びつつ、また開業鍼灸師にもできるエビデンスの構築の場となる一番身近な学会として活動していければと思います。

地域で信頼され、安心して活躍できるよう学術面からサポートするべく、症例報告や医師への紹介状の書き方や徒手検査の勉強会、カンファレンスなども開催していきたいと考えています。

 また、それぞれの流派の独自性を尊重しつつ、地域でもゆるやかなつながりを持つ――長野県にどんな先生がいてどんな風な治療をしているかを知ることは大変興味深く、さらなる学びの手掛かりになることと思います。

 是非皆様の積極的な参加をお願いいたします。また、ご要望などもお寄せください。一緒に楽しく有意義な会にしていきましょう!


名誉会長 堀込雅彦

 

以前は全日本鍼灸学会のみで平成2年に長野県地方会を今村和久先生を会長に始まり平成6年から星野行男会長になられこの年から学会形式を取り入れ明日から治療に生かせる勉強会を目的として始まりました。平成19年に全日本鍼灸学会で経理不正が発覚し長野県地方会は全国組織からは脱退し平成20年より長野独自の学会を立ち上げこの時から私が会長として引継ぎ長野県臨床針灸学会として現在に至っております。当初から年3回の学会を企画し学会会員の演題発表・実技講演さらに特別公演として各科の先生方からの御講義を聴く機会を続けてまいりました。私の力不足もあり皆様のご期待に沿うことができませんでした。今後新会長を中心として医学知識の向上と技術の向上をめざし地域の皆さんから安心して治療が受けたいといわれる治療家になれるよう日々努力していきましょう。いくつになっても学ぶ喜びを忘れないようにしたいものです。長い間ありがとうございました。これからも陰ながら応援したいと考えております。(名誉会長就任挨拶より)